地点 CHITEN

 多様なテクストを用いて、言葉や身体、物の質感、光・音などさまざまな要素が重層的に関係する演劇独自の表現を生み出すために活動している。劇作家が演出を兼ねることが多い日本の現代演劇において、演出家が演出業に専念するスタイルが独特。
 代表の三浦基が青年団演出部に所属していたため、「青年団リンク・地点」として2003年から2004年まで活動していたが、2005年4月、青年団からの独立と同時に京都へ移転。同年『かもめ』(作:A・チェーホフ)にて利賀演出家コンクール優秀賞を受賞。翌2006年には『るつぼ』(作:A・ミラー)でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。2007年より<地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演>に取り組み、第三作『桜の園』では代表の三浦基が文化庁芸術祭新人賞を受賞した。

代表・演出 三浦 基 Motoi Miura

1973年生まれ。桐朋学園芸術短期大学演劇科・専攻科卒業。 1996年、青年団入団、演出部所属。1999年より2年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2001年帰国、「地点」の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。2008年には初めてオペラ作品『流刑地にて』(原作:フランツ・カフカ、作曲:フィリップ・グラス、東京室内歌劇場主催)を演出し、高い評価を得た。著書に『おもしろければOKか? 現代演劇考』(五柳書院)。2008年度京都市芸術文化特別奨励者。2010年度京都府文化賞奨励賞受賞。

俳優 安部 聡子 Satoko Abe

北九州市生まれ。
早稲田大学在学中から映画制作グループひぐらしで自主映画製作に携わる。16mm映画『恋のたそがれ』(山口貴義監督、1994年)出演を機に俳優を志す。
1992年より青年団で活動しながら映画、TVCFなどに出演。
2005年、地点の俳優として活動の拠点を京都に移す。地点作品のほか、映像分野での近作には、映画『コドモのコドモ』(萩生田宏治監督、2008年)、『あおげば尊し』(市川準監督、2005年)、NHK『島家三代の物語』(2011年)などがある。

俳優 石田 大 Dai Ishida

1973年生まれ。2005年より地点に所属。
1994年、桐朋学園芸術短期大学演劇科卒業。1995年、劇団「俳優座」入団。以後、国内外で数多くの舞台に出演。2005年、地点の移転と共に演劇活動の拠点を京都に移す。

俳優 窪田 史恵 Shie Kubota

大阪生まれ。地点『かもめ』(2007年)、『三人姉妹』(2008年)への出演を経て、2009年4月より地点所属。

俳優 河野 早紀 Saki Kohno

京都生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒。『チェンチ一族』(2008年)より継続的に三浦基演出作品に出演し、2011年より地点所属。

俳優 小林 洋平 Yohei Kobayashi

1976年生まれ。1998年より三浦基演出作品に参加。2005年より地点に所属。
専門学校舞台芸術学院演劇本科卒業後、1998年青年団に入団。主な出演作品に『東京ノート』(ヨーロッパツアー、香港オーストラリアツアー)、『南島俘虜記』(いずれも作・演出:平田オリザ)、青年団プロデュース『月の岬』、『雲母坂』(いずれも作:松田正隆 演出:平田オリザ)、青年団日韓交流企画『不眠症』(演出:パク・チェミン)など。

制作 田嶋 結菜 Yuna Tajima

神奈川生まれ。国際基督教大学(ICU)卒。青年団・こまばアゴラ劇場勤務を経て地点の専属制作者となる。第5回公演『三人姉妹』(2003年)以降、すべての作品に関わる。