劇団CHITEN
2021 吉祥寺シアター / 撮影:松見拓也
地下室の手記
彼は、たしかに四十年間も無言で地下室に閉じこもっていられるが、いったん世のなかへとび出したが最後、それこそ堰が切れたように、しゃべって、しゃべって、しゃべりまくるものなのだ……
作品概要
ドストエフスキーの五大長編執筆の契機となった中編小説を舞台化。級友や同僚、街ですれ違ったまったくの他人をさえマウントし、マウントされまいとする一人の男。“人間一般”に言葉をぶちまけることでかえって深まるその苦しみは、SNSを持て余す人類の姿を予見している。舞台前面にスクリーンを配し、リアから投影したプロジェクターで映像とともに人物の影を映し出すことで、まったく新しい視覚体験を創出した。
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2021日程・会場2021.7.17-24 アンダースロー
2021.11.25-28 吉祥寺シアター
原作フョードル・ドストエフスキー翻訳江川卓演出三浦基音楽空間現代出演安部聡子
石田 大
小河原康二
窪田史恵
小林洋平
田中祐気スタッフ舞台美術:杉山 至
照明:藤原康弘
映像:松見拓也
小道具製作:山下昇平
音響:西川文章
舞台監督:大鹿展明
宣伝美術:松本久木
制作:田嶋結菜主催合同会社地点助成文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業 -
2022日程・会場2022.5.27-6.9 アンダースロー
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