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劇団CHITEN

2008 吉祥寺シアター / 写真:青木司

三人姉妹

  • #海外戯曲
  • #ロシア文学
  • #チェーホフ
  • #吉祥寺シアター

これまで人類は戦争また戦争で忙しく、遠征だの侵入だの凱旋だので、その全存在を満たしてきましたが、今やそういう時代は終りを告げて、あとにはじつに大きな空洞があいています。それは当分、なんによっても満たすすべはないでしょうが、人類は熱心にさがし求めていますから、むろん見いだすに相違ありません。ただ一刻も早いことが、望まれますがねえ!

作品概要
三浦基の初期の代表作を再創作。2007年から始まった〈地点によるチェーホフ四大戯曲連続上演〉は本作をもって一応の完結を見た。地点初の大阪公演、また、東京では吉祥寺シアターで『桜の園』と2本立て公演を行った。ダンサーの砂連尾理をはじめ、総勢4名の客演を迎え、映像も駆使しての新バージョンが生まれた。

たぶん、この戯曲はチェーホフの最高傑作だと思う。人間のドラマとはあこがれと絶望の狭間にあるのだと言い切り、劇とは「時代」という大きな時間を描くのだと詰め寄る。これを演出してつまらなくなるのはよっぽどのことだ。
『三人姉妹』を初演したとき、演出において私なりの方法を持ち得たという実感があった。しかし今思えばそのときの演出はかなりあてずっぽうであった。改めてこの作品にのぞむにあたり、そのあてずっぽうと、少しは冷静になった現在の心境とを照らし合わせてみたい。それはきっと、新たな演劇の形式を発見するための、抜き差しならぬ実験になるだろう。
まあ、こちらの事情はさておき、観客のみなさんは安心してほしい。先にも言ったように、チェーホフの『三人姉妹』がつまらないなんて、よっぽどのことなのだから。

三浦 基
出典:チラシ

  • 2008
    日程・会場
    2008.7.5-13 大阪市立芸術創造館
    2008.10.11-14 吉祥寺シアター
    原作
    アントン・チェーホフ
    翻訳
    神西清
    演出
    三浦基
    出演
    安部聡子
    石田大
    大庭裕介
    小林洋平
    谷弘恵
    岡嶋秀昭
    窪田史恵
    砂連尾理
    山村麻由美
    スタッフ
    演出助手:村川拓也
    照明:吉本有輝子
    映像:山田晋平
    美術:杉山至+鴉屋
    音響:堂岡俊弘
    衣裳:堂本教子
    舞台監督:大鹿展明
    宣伝美術:納谷衣美
    制作:田嶋結菜
    主催
    合同会社地点
    大阪市(大阪公演)
    財団法人武蔵野文化事業団(東京公演)
    助成
    財団法人セゾン文化財団 
    EU・ジャパンフェスト日本委員会 
    平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業) 
    アサヒビール芸術文化財団(大阪公演)
    京都芸術センター制作支援事業
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