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雑誌はますます売れなくなってきているのに、なにをいまさら。暴挙ではないか?
そんな親切な忠告にはおかまいなしに、観客はおしゃべりをはじめてしまいます。
いや、すでにはじめてしまっています。
2016年9月、京都・北白川の地下劇場「アンダースロー」があらたに投じるのは、
観客による、観客のための雑誌です。
 
まずは、ひとつの草案のように、ひとつの草稿のように、「草号」を編むことからはじめます。
この草が、おもいもよらないところにまで、繁茂していくように。
 
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『地下室』草号1
編集:地下室編集部(編集/赤嶺宏介 営業/井上彼方 制作/田嶋結菜 主筆/松原俊太郎 デザイン/松本久木 演出/三浦 基)
発行所:アンダースロー(合同会社地点)
発売元:松本工房
2016年9月30日発行
B5判/44頁
定価:650円+税
ISBN978-4-944055-84-5
 
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[文章]
わたしのマニフェスト 地下室編集部
なぜスタニスラフスキー・システムではダメなのか? 三浦基
だが、そもそも「スタニスラフスキー・システム」とはなにか?(採録) 永田靖
あなたのなかの⟨群れ⟩を発見せよ 松嶋健
忘れる日本人 松原俊太郎
 
[写真]
石川竜一
 
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石川竜一
写真家。1984年沖縄県生まれ。写真集に『絶景のポリフォニー』、『okinawan portraits 2010-2012』、『adrenamix』、『CAMP』、『okinawan portraits 2012-2016』がある。2016年9月25日まで三菱地所アルティアムにて個展「okinawan portraits 2012-2016」を開催、2016年10月1日より12月14日まで横浜美術館にて「BODY/ PLAY/POLITICS」展に参加。
 
永田 靖
大阪大学大学院文学研究科教授。専門は演劇学・20世紀演劇史。現在は主として日本やアジア、ロシアのインターカルチュラリズム演劇の研究を、アジア地域の演劇研究者と共同で行っている。共著に Adapting Chekhov: The Text and Its Mutations、『アヴァンギャルドの世紀』、『日本の芸術論』など。ほか翻訳・論文多数。大阪大学総合学術博物館長。日本演劇学会長。
 
松嶋 健
広島大学大学院社会科学研究科准教授。専門は文化人類学。イタリアの精神医療からグロトフスキの演劇まで、エコゾフィー的な自律性の条件についての探究をすすめている。著書に『プシコナウティカ:イタリア精神医療の人類学』、共著に『世界の手触り:フィールド哲学入門』『自然学:来るべき美学のために』、論文に「俳優からパフォーマーへ:グロトフスキの⟨否定の道⟩」など。
 
松原俊太郎
作家。1988年5月生。熊本県熊本市出身。神戸大学経済学部卒。ベケットとジョイスに出会い、傲慢にも小説を書き始める。5本ほど書き終えるも箸にも棒にもかからず、東京で派遣社員として労働。出会いにのみ救われ、1年間で辞職。地点『ファッツァー』で演劇と出会う。各地を転々とし、京都に歓待される。戯曲を書き始め、『みちゆき』で第15回AAF戯曲賞大賞を受賞。
 
三浦 基
演出家。劇団「地点」代表。1973年生まれ。文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2001年帰国、地点の活動を本格化。2005年、京都へ拠点を移す。主な作品にチェーホフ作『かもめ』『三人姉妹』、イェリネク作『光のない。』『スポーツ劇』など。2013年、京都にアトリエ「アンダースロー」を開場。著書に『おもしろければOKか?現代演劇考』。
 
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『地下室』は、
 
・アンダースロー(公演時)
・全国の書店
・松本工房のオンラインショップ
 
でお求めいただけます。