2021/04/10 Category:

三浦基からのご挨拶(追記:2021年7月30日)

 

 

2021年度を迎えるにあたって、皆様にご挨拶申し上げます。

 
2017-18年に在籍した元劇団員との一連の問題で、皆様には、ご迷惑やご心配をおかけしております。元劇団員との件につきましては、元劇団員が加入した労働組合も交え、誠実に交渉を行ってまいりました。その結果、和解が成立し、解決しています。これらの経緯につきましては、内容を地点及び元劇団員側とですりあわせ、共同声明にて発表した通りです。
 
しかしながら、この度、一部マスメディアにより、私の認識と異なる内容があたかも事実であるかのように報道されてしまいました。今後もこのような報道がなされるおそれがあることから、地点と元劇団員との間での問題が、和解の成立により解決したことを、司法の場において明らかにすることを決意しました。私達の主張が正しいことは、司法の場にて明らかになるものと信じております。何が真実であるのか、きっとみなさんに理解していただける日が来るはずです。
 
団体交渉は、長期間にわたり、何度も何度も行った結果、和解に至ったものでした。私も、元劇団員も、これを一つの区切りとして、新たな道を歩むはずでした。そうであるにも関わらず、司法の場に持ち込まざるを得ない状況になってしまったことは非常に残念です。できれば司法の場に持ち込むことはしたくありませんでした。しかしながら、現状を踏まえ、真実を明らかにするためには、このような方法を取らざるを得ません。この点を理解していただければと思います。
 
もっとも、私自身にも、今回の一連の出来事を通じて、個人的に至らぬ点があったのではないかとも考えております。
 
地点は全ての俳優が毎公演参加するスタイルで活動してきました。また、アンダースローがオープンした2013年以降は、レパートリー制とともに給料制を導入し、その後も中小企業として職場環境の整備や福利厚生に取り組んできました。所属俳優が毎回出演するというこのスタイルは、演劇の世界では特殊なものかもしれませんが、劇団にとってなにがベストかということを考えた時に、全員参加で挑戦し創作プロセスを共有してゆくことがなによりも大事だというのが、私なりの演出観だと思っています。と同時に、この考え方が最優先になってしまっていいのか、というジレンマもまたあることは、メンバーとは折に触れ話し合ってきました。
 
今回の一件で、劇団のあり方の難しさを感じています。劇団運営をより丁寧に進めて行き、二度とこの様なことが起きないようにしてまいりたいと思います。そして、なにより、皆様に楽しんでいただけるような作品をつくりたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。 
 
 
三浦 基
 
 
 
 
追記(2021年7月30日)
 
この度、裁判所に訴状が受理されましたので、公開いたします。
 
これまで、元劇団員との問題はあくまで一私企業内の問題と位置付け、無用な好奇心を招かぬ為、また、穏便な解決の余地を残す為、情報発信を控えてきました。
 
しかしながら、マスコミの報道やインターネット上に裏付けのない情報が流れ、その影響が劇団及び会社運営にも波及しており、裁判を通して権利又は法律関係の確認をすることが問題解決の適切な方法であると結論するに至りました。
 
私個人のコメントを期待する声がこれまでも少なからず寄せられてきました。ロームシアター京都の館長任命の時期と重なったことなども踏まえて、その時々に適切な形で会見に臨みコメントを発表してきたつもりです。その際、立場上、誤解を招くような発言を極力避けてきたこともまた事実です。
 
訴状には、一体、何があったのかを時系列で記載しております。正直、一私企業内の揉め事をこのような形で公開することが適切なことなのかどうか迷いました。しかし「三浦の気持ちを聞きたい」という方々にとって、この情報公開が一番、ご納得いただけると思っております。
 
訴状の内容及び証拠に示される事実については、司法の場で精査されると理解しており、その判断を仰ぎたいと考えています。尚、証拠書類につきましては、個人情報が多く含まれるためこの場での公開は控えさせていただきますこと、ご理解ください。
 
皆様に心配をおかけしておりますが、事情をどうぞご理解いただき、今後とも変わらぬ応援の程、よろしくお願いします。
 
 
 
地点代表 三浦 基
 
 
 
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 訴状